地獄のゾンビ劇場 ~ZOMBIE THEATER~ -3ページ目

地獄のゾンビ劇場 ~ZOMBIE THEATER~

「地獄の血みどろマッスルビルダー」監督・深沢真一によるホラー映画雑学&雑談ブログ!

ホラードラマのテレビシリーズ、

「怪談耳袋 カセットテープ」(2003年)は傑作です。

 

 

昔テレビ放送を録画したDVD-Rから、

「怪談耳袋 カセットテープ」を発掘。

 

深夜、

バンドの練習を録音した昔のカセットテープを聴いていると、

バンド仲間から電話がかかって来る。

メンバーの一人で主人公の元恋人が自殺したという知らせ。

その時、録音された彼女の声が、音の中から浮き上がって来て・・・

 

 

何度観ても秀逸な作品。

 

たった5分間。

アパートの部屋に役者1人。

で、十分怖い!

面白い!

 

 

オーディオ機器のトラブルで、

録音された声が伸びて急にピッチが変わった時の不気味さ。

これのみでしっかり怖がらせてます。

画的に不気味なもの、心霊的なものは何も登場しません。

ホラーの舞台として、薄暗い部屋の中の雰囲気作りを徹底。

 

主演は若き日の大森南朋。

監督はなんと佐野史郎。

 

シンプルなオチも効いていて、

これはホラードラマの傑作ですね。

 

これこそ短編ホラーというものだ!

 

 

 

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理想・・・と言うか、

本来あるべき自分の状況と現状の差に違和感!

 

アメリカで製作された「地獄の血みどろマッスルビルダー」販促用フィギュア。

 

来週からまたしばらく土日も休み無しの週7日勤務。

生活のためやむなく。

 

おかしくないか? 

俺はアメリカでフィギュア化されているような男なのに、

何で週7日、休み無しで働き詰めなんだ? 

しかも非ホラー、

どころか非映画の仕事で。 

 

何かがおかしい!

 

この違和感が大事! 

・・・なんだと思う!

 

違和感を解消すべく、

本来あるべき状況へ軌道修正する方法を、

脳が無意識下で探し続けるのだそう。

 

網様体賦活系、というやつね。

 

青い瞳の私。

 

取り敢えず短いシナリオ書いたから、それ自力でやろう。

 

どこか雇ってくれたら、

そこの会社のために全力で面白いホラー映画作り続けます。

週7勤務で。

 

 

 

 

 

 

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一昔前の、超低予算な特撮が楽しい!

 

 

「死霊の餌 南軍ゾンビの逆襲」

昔のインデペンデント系ゾンビ映画です。

 

この作品内、

紙製と言われる車の爆破炎上場面がこれ!

 

何だかよく判らない爆発のアップに続き、

炎上する車。

 

確かに紙が燃えてるっぽい火柱。 

車も小さそう。

 

それでもシナリオを変更せず、

ちゃんとやったことに意義がある!

 

低予算だけど車爆破したい! 

よしっ!

作っちゃえ!

紙で! 

という発想は素晴らしいと思います。 

 

笑いたければ笑うが良い!

 

ジョン・カーペンターの傑作SF、

「ニューヨーク1997」冒頭、

未来のマンハッタン島の夜景だって、

実は経費節減のため、ボール紙製のミニチュアだったのさ。

 

そんな「死霊の餌 南軍ゾンビの逆襲」の本格解説ページはこちらから!

「死霊の餌 南軍ゾンビの逆襲」手作りゾンビ・ホラー~ホラーシアター~

 

 

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サスペンス映画を観ていて、

「凄い!」

と思った幻の演出のお話。

 

 

名作ホラー「サスペリア」で有名な、

ダリオ・アルジェント監督初期のスリラー「わたしは目撃者」。

 

中学生の頃、 深夜にテレビ放映で観ていて、

「凄い!」と思った斬新な演出を発見し、興奮しました。 

 

遺伝的な要因による残虐な連続殺人を描いたこの映画。

 

殺人シーンでは、犯人の身体は眼球のアップしか見せないんです!

そしてその犯人の眼が瞬きすると、

犯人からの見た目の映像も、視界の上下からシャッターが閉じたように瞬きする!

 

犯人の眼球ドアップ!

犯人から見た犠牲者!

 

犯人の瞼が瞬きで閉じかけると、

続く犯人から見た被害者の姿も、瞬きで一瞬視界が上下から黒く閉じる!

 

・・・という描写があったとハッキリ記憶していたのですが、

 

今DVDで観たら無い!

 

当時録画したベータのテープを毎日繰り返し観て、

「凄いなあ!」と感心してたのに!

今何度観ても、

瞬きと主観の映像がリンクしてシャッターが閉じる演出・・・

 

無い!

 

ただの眼球のアップと、犯人からの見た目の映像の連続。

 

☆考えられる理由☆

 

①私の勘違い。

②DVD製作時のリマスター作業で、画面のフリッカーと間違われ、発売元が消してしまった。

③当時私がテレビ放映を観た世界と、今居る世界では、世界線が違う(パラレルワールド)。

 

理由はどうあれ、今無いんだから、

これから私がやれば、パクリでなく、私のオリジナル演出になるな!

 

 

 

 

 

 

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「ターミネーター」は1作目から3作目までの3作品で完結。

他はスピンオフ、番外編、リメイク、

そんな感じで捉えています。

私見ですが。

 

 

「ターミネーター3」の、

お馴染み全裸でタイムワープして来たターミネーター、

アーノルド・シュワルツェネッガー、

当時56歳!

 

あくまでも個人的な意見ですが、

「ターミネーター」と名乗る作品に、

アーノルドの全裸登場シーンは必須です。

年齢の障壁を乗り越え、

役者個人の努力で作り上げられた、

毎回見事な生身のサイボーグ・ボディ。

30代前半で演じたあの場面を、

50代後半で見事に演じ切っています!

 

ここから衣服を獲得するまでのお約束のくだりが大好きです。

 

1作目「ターミネーター」の魅力は、

アーノルドという人間離れした俳優の魅力に負う所が大でした。

 

その圧倒的な存在感を、

映画の開始早々観客の脳裏に焼き付けたのが、

この全裸登場シーンなのです。

 

4作目、5作目にも全裸のアーノルドは登場しますが、

いくら精巧に作ってもCGは違うのですよ。

 

なのでやはり「ターミネーター」は1作目から3作目なのです!

内容的にも「3」の終わりから1作目の設定へちゃんとループさせてますしね。

 

 

 

 

 

 

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名作ホラー「死霊のはらわた」の火薬を使わない着弾。

 

 

これ正確には着弾じゃなく、

ゾンビが勝手に崩壊してるだけなんですが、

ちゃんと銃声まで入ってるので、

やってることは完全に着弾効果です。

 

やり方は・・・

皮下に仕込んだ肉片的な内容物を、糸で思い切り引っ張り出す、

という方法。 

血肉たっぷりのジューシーな感じになってて、とても良いです。

拙作「地獄の血みどろマッスルビルダー」でも似たようなことをやりました。

 

ちなみに古くは、

「ゴッドファーザー」の銃撃で蜂の巣にされるシーンがこの方法。

傷口メイクに被せた皮膚片を糸で次々に引っぺがすと、そこに弾痕が現れます。

 

フィルム時代は糸を手間とお金のかかるオプチカル処理で消したものですが、

今は編集時にデジタルで簡単消去可能です。

(写真の「死霊のはらわた」では消してないので糸がモロ見えですね)

 

まあ、傷口自体、編集時にデジタルで描いちゃえば、

現場では何もしなくて良いんですけどね。

身も蓋も無いというか、味気ない話ですが。

 

 

 

 

 

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昨年「犬神家の一族」(1976年)を再見した際のツイートをまとめて再録。

過去に何度も観た作品からの、ちょっとした気付き。

 

 

〇 先ずは有名な菊人形の首がすげ替えられているシーン。

 

「犬神家の一族」 1976年版と2006年版(ともに市川崑監督)の、 

菊人形からの生首落下。
どちらも見事に垂直着地を1カットで見せる。

何テークも撮ったのか?

あるいは、ダミーヘッド内の重心に工夫があるのか。

旧版は着地点がフレーム右に寄り、カメラでパンフォローしたが、

新版は改善され見事にセンターフィニッシュ!

 

1976年版。佐武・地井武男。

 

2006年版。佐武・葛山信吾。

 

〇 坂口良子が可愛い件。

 

1976年のオリジナル。 旅館の女中、坂口良子が天使。

 

 

〇事件解決後、何気ない会話シーンの演出。

 

 

依頼人、古舘弁護士と金田一が探偵料を清算し別れを惜しむ、

2分強の短いシーン。 

丁寧に割られた計23カット。

そのどれもがサイズ、アングル、構図、尺ともに的確で見事。 

一瞬の表情の切り取りで登場人物の人柄が伝わる。

細かく割ってもプロの演技はちゃんと繋がる。

 

 

 

 

 

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YouTubeで東南アジア発の珍妙なホラー映画を観たのでご紹介。

 

これが裸に蛇マフラーの変態魔人、ズーマ師匠だ!

 

VHSバブルの頃、

日本でも発売されたフィリピン産ホラー映画、

「ズーマ 恐怖のバチあたり」(ZUMA、1985年)。

 

古代の遺跡から蘇った、全身緑色、

首に大蛇をマフラーみたいに巻き付けた半裸のオッサン、ズーマ師匠が、

処女を襲ってブチ殺したり、エッチしたり。

 

YouTubeでその未公開の続編に遭遇。 

そのあまりの自由な作風に見入ってしまいました。

 

トレードマークの両サイド頭の大蛇を首に巻いたご存知ズーマ師匠。

 

個人的にツボだったシーン。

ご存知ズーマ師匠と変な怪人が壮絶な死闘を繰り広げているんですが・・・ 

その場所が真っ昼間の公園なんですよ。

国立公園、とかじゃなくて、普通に公園。

すべり台とかブランコとかある。

 

真昼の死闘?見た感じは着ぐるみショー。

 

敵の怪人のハリボテ感と人間臭ささがもの凄いです。

身体はモロ人の肌が露出してるけど、

頭と尻尾だけ恐竜。

 

ハリボテ感!被ってる感!

 

バトルの内容も、なんか口論の末の大喧嘩といった風情。

 

何言ってるか分からないけど、かなり口論になってました。

 

こちらの常識にとらわれない作りで面白い!

 

東南アジアの秘宝です。

 

タイトルは「Anak Ni Zuma」。

オフィシャルの配信か分からないのでリンクは貼らないでおきます。
YouTubeへ行って検索してみて!

 

 

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デジタル映像でも手作り感が楽しい、好き、というお話。

 

 

これ、ネットの海外サイトで拾った私の映画の一部切り抜き動画です。

作品は、当然ですが「地獄の血みどろマッスルビルダー」。

 

テレビの画面内に現れた霊が、ドロンっと溶け出すシーン。

 

もともとはクレイアニメでやる予定でしたが、

製作が長引き、特撮を後回しにするうち、デジタル編集時代が到来。 

 

じゃあ、せっかくだから、ということで、

デジタルで処理しました。

 

・・・と言ってもデジカムで白塗りメイクした顔を撮影し、

フォトショップで画像にマウスでお絵描きしただけ。

それをレイヤーでコピーし、少しづつ描き足して行く、

とまあ、ほぼ手描きアニメですね。

 

結果、ほぼ企画当初のイメージ通りの手作り感!

 

デジタル作業なのにアナログのクオリティなのが私の持ち味、

ということで。

 

 

 

 

 

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2024年、

今年もよろしくお願いいたします。

 

 

元旦から風邪で寝込み、

新年、出遅れました。

 

今年は、

仕事としてのホラー映画製作を目指す、

これに尽きますね。

 

〇 やりかけの小さな企画を全てベストな形で終わらせる。

〇 一つ大きな作品に取り組む。

 

変わらなければいけない年、

そう肝に銘じ取り組みます。

 

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