28日後のサンゲリア!
「サンゲリア」のゾンビ。動きはスローモー。でも、やたら怖い。
先週末、テレビで「28日後...」を放映してましたね。
DVDは持ってても見ないのに、
テレビだと観ちゃうのは何故?
鑑賞後、ふと思い立ち「サンゲリア」のDVDを鑑賞。
「28日後」や「ドーン・オブ・ザ・デッド」の
狂暴で元気一杯なゾンビを見た後、
「サンゲリア」の落ち着いたゾンビを見る・・・
うーん、物凄いギャップです。
目を閉じたままゆっくり進む「サンゲリア」のゾンビ、
半分眠ってるみたい。
でも、怖い。
不気味さではむしろこっちの方が上。
「28日後...」のどう猛でケダモノのうようなゾンビは、
物凄く危険で思わず走って逃げ出したくなる恐さ。
一方、「サンゲリア」のゾンビは、いかにも歩く骸、
これ以上ない位もろに死体。
抜け殻が歩いてるようで、背筋にゾクッとくる怖さ。
近寄りたくないです。
今からゾンビ映画を撮るなら、どっちのタイプが良いのかな?
朽ち果てた屍が歩く不気味さは捨て難いものの、
観客はスピード感と暴力が織り成す刺激に慣れてしまっている。
じゃあ「サンゲリア」の腐乱ゾンビが全力疾走して来たら?
・・・・・うーん、あの独特の情緒は無くなるだろうな。
両者の迫力を兼ね備えたゾンビは果たして実現可能か?
近寄り難い薄気味悪さと野獣のような狂暴性。
先人たちの知恵を借りてみると・・・・・
「ミイラ転生 死霊の墓」
弱点(ノロノロ歩き)の解決法
→ちょっと速く動く。更にジャンプ!
登場するゾンビは完全に「サンゲリア」タイプ。
乾燥気味の腐爛死体。
ただ人数が少ない関係で、走りはしないものの、
ちょっと速く歩きます。
また、猫っぽい動きで獲物に飛びかかります。
「悪魔の墓場」
解決法
→やたら強い。
ゾンビはオーソドックスな青塗りのろのろタイプ。
ロメロ型リビングデッドですが、動きは「サンゲリア」に近いです。
ただ物凄い怪力。
なので走って逃げればかわせそうですが、
捕まったら最期、絶対に助かりません。
「ゾンビ3」
解決法
→やっぱ最後は数。
ゾンビは「サンゲリア」ソックリ。身体能力もほぼ同じ。
なので今回の問題には何の解決にもなりません。
が・・・・・ラストシーン、
主人公が狭い部屋へ逃げ込んむと、
2カ所あるドアから、ゾンビがどんどんなだれ込んで来る。
その時の恐怖感はかなりのもの。
のろまでも逃げ道が無いくらいギッシリいたら、
否が応でも大迫力。
という事で、以上を総合しますと・・・・・
「サンゲリア」タイプの歩く屍型ゾンビが、
物凄い怪力で、
気持ち速めに歩き、時折ジャンプ!
でもって、なんかやたらウジャウジャいる。
よしっ!これで解決っ!
・・・・・・・・・・・してねえな。