死体と遊ぶな子どもたち | 地獄のゾンビ劇場 ~ZOMBIE THEATER~

地獄のゾンビ劇場 ~ZOMBIE THEATER~

「地獄の血みどろマッスルビルダー」監督・深沢真一によるホラー映画雑学&雑談ブログ!

「死体と遊ぶな子どもたち」

(CHILDREN SHOULDN'T PLAY WITH DEAD THINGS!)

(1972年 アメリカ 86分)


死体と遊ぶな子どもたちA

 

合宿のため離れ小島にやって来た劇団員達が、
島の墓地で死者復活の儀式をやります。
で死人がぞろぞろ蘇って来て、
劇団員達を片っ端から食い散らかします。

 

たった一晩の出来事。
全編夜間シーン。
ゾンビが襲って来てみんな食われる、それだけの話。
単純で良いです。

 

ロメロの名作「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」
の影響を受けたアマチュア映画。

 

ゾンビメイクがかなり良く出来ています。
「ゾンビ」にしても「悪魔の墓場」にしても
青塗りメイクが基本でしたが、
それより何年も前に、
アプライエンス(ラバー製のピース)や
フルフェイスマスクを使用したゾンビをクリエイト。
皮膚のただれた「サンゲリア」ばりの腐乱ゾンビが多数登場します。

 

ちなみに白目のメイクは、
「死霊のはらわた」に見られるような「コンタクトレンズ方式」ではなく、
「自分で頑張る方式」を採用。

(大変そうです)

 

食人シーンはゾンビが群がってるだけで、
食いちぎったり内蔵が出たりといった、
直接的な描写はありません。
血糊がかかったり、チラッと残骸が見える程度。

「ナイト~」からまだ4年後の作品ですからね。
それで十分だったと思います。


単純にグロゾンビの襲撃を楽しむ映画。
ドギツいカラーも作品の雰囲気にピッタリです。

 

日本で紹介された際には、
自分勝手な主人公が助かりたい一心で
ガールフレンドをゾンビへ引き渡す場面が話題になりました。
ゾンビ達が呆れます。
ゾンビが感情を覗かせる、今じゃ珍しくないけど、
当時は斬新な演出でした。


死体と遊ぶな子どもたちB

 

 

 

 


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