「ナイトライフ」
（NIGHT LIFE）
（１９８９年 アメリカ ９０分）
ゾンビも青春っ、て感じ。
主人公は、叔父の葬儀屋を手伝う高校生。
見た目「坊や」って印象。
クラスの不良男女４人組にからかわれてます。
ある晩この不良４人組が交通事故死。
事故現場には危険な化学薬品が流出。
で坊やは葬儀屋さんなのでその死体を処置。
するとグッドタイミングなことに、葬儀屋に落雷。
化学薬品、電気ショックのダブルパンチで不良どもがゾンビ化。
坊やは不良ゾンビどもに一晩中追っかけ回されることに。
いやあ、悪いゾンビどもですよ。
未成年の分際で酒を飲み、ゾンビ同志エッチなことするは、
相手かまわず暴力を振るうは、
挙句の果てには盗んだ車で暴走。
・・・・・・・・・・
・・・・・普通か？
不良だし・・・・・
恋人の手を引き夜の町を逃げ回る坊やを、
車で追いかけ回す悪いゾンビ達。
坊やは自らオトリとなり、ゾンビ達を焼却炉へ誘導。
そして点火！燃え上がるゾンビt達。
やったあ！とホッとしたのも束の間、
分厚い壁を突き破り飛び出してくる真っ黒焦げのゾンビ達。
ターミネーター並みの手強さですよ。
果たして坊やは悪いゾンビどもを退治して、無事彼女とチュー出来るのか！？
ゾンビは４人だけ。
人は食べません。
伝染もしません。
でも人に迷惑をかけます。
白塗りで血の気の失せた感じがけっこう不気味。
特に顔面の欠損部分をロウで補填されてる奴が良いです。
ゴア描写としては、
ゾンビが出くわした人を何人か殺しますが、
たいした見せ場にはなってません。
唯一、意地悪な葬儀屋のオヤジが、
オイルを体に注入され破裂しますが、
膨れ上がった体はちゃんとダミーをこしらえたものの、
破裂は血飛沫の手描きアニメで処理。チョイ残念
最大の見所はゾンビの破壊描写。
ダミーで処理されていてとても楽しいです。
ロウで補填された顔面がボロッと崩れたり、
斧で頭を真っ二つに叩き割られたり。
特に焼却炉で暴れながら焼かれる場面が良く出来てました。
何となくスティーブン・キング原作のホラーみたいで、
地味＆青春な感じですが（ブロスとかＩＴみたい）、
後半は見せ場も多く、楽しめました。
意外な拾い物。
