今回は、
「これからゾンビ映画を観てみよう!」
という方にお勧めできる作品は何か?
という事について考えてみます。
う~ん・・・・・・・・・・・
まず言える事は、絶対に、
「ザ・デイ・シャッフル!死霊の群れ」
から観てはいけない、ということです。
「ゾンビパパ」も避けるべきでしょう。
「FIEND 悪魔の飽食」なんてもってのほか!
・・・・・・・・・・
要は、当ブログ「ゾンビ映画レビュー」で紹介してる作品は、
ゾンビ映画初体験には避けた方が無難、ということです。
次を観る気が無くなっちゃうかも知れませんから。
じゃ何から観れば良いのか?
やはり最初は正統派、G・A・ロメロの作品が良いでしょう。
私は「ゾンビ」をお勧めしてます。
原点である「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」から入る、
というのはあまりお勧めできません。
「ナイト~」は間違いなく大傑作ですが、やはり古い作品です。
昔、「ゾンビ映画を見たい」と言う友人達に、
「君達は幸せ者だ。近代ゾンビ映画の原点から観る事が出来るのだから!」
と、まだ国内版も出て無かった当時、
輸入版「ナイト~」を恩着せがましく貸したところ、
「なんじゃ、こりゃっ!暗い!タルい!白黒!英語わからん!」
と大不評でした。
「ゾンビ」を観たあとなら、
「おおっ、これが原点か!」と感動できます。多分。
「ゾンビ」も古い作品ですが、
当時ノーカットで上映出来る国が無かったほど、
刺激的な映像に満ち溢れてます。
バージョン違いでのお薦めは、
ダリオ・アルジェント監修版。
展開がスピーディーでとにかくカッコ良く、観やすいです。
もし、イタリアン・ゾンビから入る場合には、
「サンゲリア」か「悪魔の墓場」のどちらかが良いでしょう。
どちらもイタリアならではのグロ・ゾンビ映画の傑作です。
ルチオ・フルチ監督作なら絶対に「サンゲリア」から観て下さい。
とてもわかり易い作品ですから。
それ以外のフルチ・ゾンビ作品「ビヨンド」「地獄の門」などは、
「何だか物凄いんだけど、わけがわかりましぇん!」
ってな感じなんで。
クライマックスはいつも「サンゲリア」の再現になっちゃうし。
(汚いゾンビさん達が、大勢でふらふら歩いて来て、
火付けられたり銃で撃たれたりの大騒ぎ)
あと、
『「サンゲリア」がレンタル中だから、「サンゲリア2」でいいや』
というのはもってのほかです。
両者の出来には雲泥の差があります。
えっと、そんな感じです。
参考になりましたでしょうか?
ならないな。