ミートマーケット ゾンビ撃滅作戦 | 地獄のゾンビ劇場 ~ZOMBIE THEATER~

地獄のゾンビ劇場 ~ZOMBIE THEATER~

「地獄の血みどろマッスルビルダー」監督・深沢真一によるホラー映画雑学&雑談ブログ!

「ミートマーケット ゾンビ撃滅作戦」

(MEAT MARKET)

(2001年 カナダ 91分)

 

舞台はアメリカ。

 

街なかにゾンビがちらほらと現れ始め、

当初はみんな「困ったもんだなあ」くらいの反応。

ところがあっという間に街中ゾンビだらけ、

そこら中人喰い祭りの惨状に。

 

ゾンビ現象の原因は、

科学者が病気治療用に開発した、

ナノテクノロジーによる超極小ロボットの副作用。

 

軍も警察も壊滅状態の中、

2人の若い男女がゾンビと戦いながら

サバイバル生活を送ります。

 

2人は何故だか吸血鬼の美女3人組と合流し、

更に何故だか覆面レスラーまで誘い、

合宿状態でゾンビと戦います。

 

クライマックス、

地中から突然大量のゾンビが湧いて出て6人に襲い掛かり、

無敵のレスラーが割と役立たずだったりで、

なんだか大変なことになります。

 

ビデオ撮りの自主製作映画。

 

ゾンビのタイプは伝染性もあり、

頭部破壊で死ぬ普通のリビングデッドです。

 

一応上記のようなお話の流れはあるものの、

実際はグロい見せ場をところ構わず詰め込みまくった、

ごった煮的作品。

 

グロテスクなゾンビ。

血まみれ、内臓まみれ、人肉まみれ、人骨まみれの

グチャグチャな人喰い。

ゾンビの頭部破壊。

蛆虫やミミズまみれの死体。

着弾。

爆発。

そしてセックスとオッパイ。

 

冒頭で監督自身が予告してる通り、

自主映画とは思えない大サービスぶり。

 

アングルを工夫し、少ないエキストラを上手く大勢に見せてます。

 

建物の炎上は多分資料映像だと思いますが、

車は実際に廃車を燃やしてますね。

 

爆破も多く、

エキストラさんの間近で結構な大きさの火柱が上がってます。

 

ゾンビメークは「サンゲリア」的な白っぽい腐乱タイプ。

本家のような粘土メークっぽい派手な仕上がりですが、

多分ラバー製のマスクやアプライエンス着用だと思います。

かなり手間をかけ、しっかりクリエイトしてます。

 

死体や傷口をよく見せようとするあまり、

若干カットが長過ぎる箇所も散見されますが、

自主映画ではよくある事。

 

ドキュメント調の展開から、

吸血鬼や覆面レスラーが出て来て妙な感じですが、

内容よりも画のインパクトで見せてくれる作品です。

 

内容はともかく、映像は単純に見ていて面白く、

お腹一杯になりました。

 

あと蛇足ですが、

頼りになるとスカウトした無敵のレスラーが、

弱過ぎ&動きノロ過ぎ。

 

血を吸わず、日光も大丈夫な吸血美女達は、

吸血鬼という設定である必要が全く無し。

パーティーグッズの牙を咥えてるもんだから、

なんか口許いつも変だし。

 

 

 

 

 


映画(オカルト・ホラー) ブログランキングへ

にほんブログ村 映画ブログ ホラー・サスペンス映画へ
にほんブログ村