「デモンナイト 惨劇のハロウィン」
（ＮＩＧＨＴ ＯＦ ＴＨＥ ＤＥＭＯＮＳ２）
（１９９４年 アメリカ ９５分）
「死霊のはらわた」の影響作、
のパワーアップした続編。
聖水を浴び、ドロンと溶けて床一面に広がるゾンビ、
見事な動きでくねくね這い回る不気味な蛇女、などなど、
見せ場が一杯の楽しい楽しい作品。
前作、大勢の若者がゾンビって死んだ幽霊屋敷に、
悪魔の化身のようなゾンビ姉さんが棲んでいます。
ハロウィンの夜、高校生の男女数人が
パーティーでも開こうと屋敷に侵入しますが、
怪現象が相次ぎ、すぐに退散。
ちなみにどんな怪現象なのかというと、
トイレに入り便座の蓋を開けたら
便器一杯にオッサンの顔がはまっていて、
「こらっ！」と怒鳴りつけられたうえ、
「ったく、近頃のガキどもは」みたいなことまで言われるという、
身の毛もよだつ恐ろしい心霊現象です。
逃げ出した一行は便座オヤジのことなど忘れ、
高校のダンスパーティーに参加。
しかし女の子の１人が
幽霊屋敷から口紅をくすねてきちゃったから大変。
口紅の先っぽからウンコみたいなのが出て来て不良娘の股間に侵入。
不良娘はゾンビ化。
この不良ゾンビ娘にやられて更に２～３人がゾンビ化。
更に幽霊屋敷のゾンビ姉さんまで出張して来まして、
パーティー会場は大パニックに。
ゾンビ姉さんは意味不明なセクシーダンスを披露したのち、
女生徒１人を屋敷へ連れ去ります。
女生徒を救うため、教師と学生数人が屋敷に乗り込み、
ゾンビ達と対決。
聖水入りの水鉄砲、水風船などでゾンビを退治。
聖水を浴びたゾンビはドロンと見事な溶けっぷりです。
ゾンビ姉さんは、
さらって来た女の子を儀式の生け贄にしようとしますが、
反撃に会い剣で突かれ、
更に女教師の放った聖水でドロドロ生ゴミ状態に。
ところが生ゴミからしぶとく復活するゾンビ姉さん。
お化けに変身して生き残った皆さんに襲いかかります。
大きな水鉄砲で聖水を噴射しゾンビを撃退、
というのは「フロム・ダスク・ティル・ドーン」の先を行ってます。
ゾンビ汁の中で溶け残った体の断片がばたばた蠢くなど、
映像的に楽しいです。
最後に出てくる蛇女も動きがリアルに蛇で近寄りたくない感じ。
ちなみに人魚の蛇版みたいな姿。
ゾンビは十字架を恐れたり、
聖水で溶けたり、
日光を浴びると滅びたりと、
吸血鬼の設定をそのまま流用。
でも血を吸うわけではありません。
かといって人肉喰いもせず。
じゃあどうやってゾンビ現象は伝染するのか？
その辺のルール、あんまり詰めてないみたい。
ゾンビにディープキスされて感染ってのが多いです。
あと刺し殺されたり、殴り殺された人も普通にゾンビ化。
この後に続編「デモンハウス」がありますが、
１作目で女子高生だったはずのゾンビ姉さん。
悲しいかな回を重ねる毎に中年顔に。
ゾンビも老けるのか？
ちなみに１作目
はリメークが進行中。
