ソウルサバイバー | 地獄のゾンビ劇場 ~ZOMBIE THEATER~

地獄のゾンビ劇場 ~ZOMBIE THEATER~

「地獄の血みどろマッスルビルダー」監督・深沢真一によるホラー映画雑学&雑談ブログ!

「ソウルサバイバー」

(SOLE SURVIVOR)

(1982年 アメリカ 82分)

 

ソウルサバイバー(半分)

旅客機の墜落事故で唯一人生き残った女性に、
怪しい人影が付きまといます。
現れるのは毎回別人。
実は彼女の付近にある死体、
(例えば病院にいたら、霊安室の死体など)
が甦り、忍び寄って来るのでした。
最初は離れた場所からじっと見てるだけ。
でもそっちに気を取られてると
サイドブレーキの外れた車が迫って来たりして危ないです。
運転中、車の前にふらっと死人が現れ、
危うく事故になりかけることも。
そのうちゾンビは露骨に襲って来るようになり、
主人公の周囲の人々、友人や恋人が殺されます。
ゾンビに追われた主人公は、車で町を脱出しますが、
逃げた先にも死の影が待ち受けていて・・・・・

 

奇跡的に大事故から生還した生存者を、
死の運命が追って来る。
「ファイナル・デスティネーション」みたいですが、
襲い来るのは青白い皮膚の死人。
カルト・ホラー「恐怖の足跡」にも似ています。

 

70年代アメリカのTVムービーのような雰囲気。
凄惨な墜落事故現場の場面以外には
派手な残酷描写などありませんが、
死が迫って来る緊迫感はキチンと描かれています。
地味だけど良質な恐怖映画、といったところ。

 

ゾンビは不気味ですが、派手さは一切ありません。
メイクは皮膚を青白くした程度で、
死の状況によりずぶ濡れだったり、皮膚がふやけてたり。

 

ゾンビの目的は主人公を殺す事だけなので、
人肉を食らったりはしません。
ナイフや銃などの凶器も使います。

 

ちょっと残念だったのは、
「死ぬはずだったのに生き延びてしまった人に、死の運命が迫る」
というところが恐いのに、
主人公の友人が(恐らくゾンビの勘違いで)殺されてしまったり、
恋人までついでに殺されてしまうこと。

運命のくせにおっちょこちょいで大雑把。
結局誰でもいいのかよ、って感じです。

 

 


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