「死霊のはらわた」で遊んじゃいます。
日本劇場公開時のタイトル
私にとってのゾンビ映画の基本形は、以下の3本です。
「ゾンビ」
「サンゲリア」
「死霊のはらわた」
特に「死霊のはらわた」は、
ちょうどホラーの自主製作に没頭している時期に出会ったこともあり、
強く意識せずにはいられない特別な作品です。
インディーズ作品でありながら、
ゾンビ映画の全く新しい形を創造してみせた傑作。
・・・・・そう、間違いなく傑作なんですが、
お金の無い若者たちが溢れる才能と情熱で作り上げた作品なので、
粗も目立ちます。
16ミリ映画ですからね。
しかもデジタル処理なんて全く実用レベルじゃなかった頃の作品です。
今は古い映画もデジタルリマスター版で再発される時代。
この「死霊のはらわた」の最新版がどうなっているのか未確認ですが、
私の手元にあるレーザーディスクは、
日本公開されたプリントをテレシネしただけのオリジナル版。
微笑ましいチョンボもそのまんま収録されてます。
そんなわけで、粗捜しをしちゃいます。
もちろん愛情を持って。
真っ黒こげこげ。ウエルダンもいいとこです。
↓
「ちょっと火傷しちゃった」
斧でチョン切ります!
あれっ?復活!
土中から復活後は何故かオバサン・パーマ。
↓
そして断首の直前。
・・・・・・・・・・
・・・・・誰?
この前テレビでやってた
「バブルへGO!」の広末涼子と同じ髪形。
4 傷も治る!
ショットガンで肩を吹き飛ばされるゾンビ・シェリル。
上半身粉砕してますが・・・・・
起き上がると、軽い出血のみ!
↓
あ、おでこからもケチャップが!
反対側へ移動!
↓
このミステーク、20年ぐらい前、テレビのホラー特番で取り上げられ、
「メークする位置を左右間違えてる」
なんて紹介されてましたけど、
フィルムの裏焼きでしょうね。
ネガ編集の時裏表逆につないじゃったんでしょう。
7 死霊の手?
楽し過ぎるクレイアニメによる死霊崩壊。
どこが変か判りますか?
・・・・・・・・・・
右端に注目。
粘土モデルをいじるクルーの手が映り込んじゃってます。
手がフレームからはける前にシャッター押しちゃったんですね。
餅つきと一緒で、つく、こねる、つく、こねる、
みたいに、動かす、撮る、動かす、撮る、
で、ついこねてる手を杵でついちゃった、ってな感じでしょう。多分。
これ、今出回ってるDVDってどうなってるんだろう?
なんかチェックしてみたくなりましたよ。
見比べてみるのも面白いかもしれません。